ボキャブラリー
英検の受かり方
6月にあった英検の結果が戻ってきて準2級、2級、準1級で多くの生徒さんが1次試験に合格することができほっとしています。
生徒の皆さんご苦労様でした、完璧でしたと言いたいところですが少し不安になる点も散見されました。
それは何人かの生徒さんがリーディングが50%くらいの正答率にも関わらず、ライティングで90%近くを確保したことで、何とかギリギリ合格になった点です。
私の今までの経験からしますと、これは「奇跡の合格パターン」というもので、得点すべきリーディングのパートで失敗しても、たまたまライティングでなじみのある書きやすい出題で幸運をつかんだパターンです。
出題された内容が書きやすいものでなかったらアウトでした。
単語を甘く見るなよ!
彼らの合格をけなしているわけでもありませんし、彼らの読解力が不足していたとも思っていません。
実際にレッスン時の長文問題の読解力は決して低いものではなく、むしろ文法を理解したしっかりとした訳をしています。
ただしそれはレッスン時に、ボキャブラリーは各自でしっかり勉強するという前提で、わたしの方から単語や熟語の意味のヒントが与えられ、彼らはそのヒントでしっかりとした読解をしていくのです。
日頃からパス単(旺文社発行の英検専用単熟語集)の頻出度ランクのAとBくらいは覚えておくように言っているのですが、一部の生徒さんを除いて多くの生徒さんは十分なボキャブラリーの理解なしに試験に臨み、運が良ければギリギリ合格、ライティングの内容が書きやすいものでなかったら轟沈といったパターンです。
帰国子女のお子さんが小学生でも、準1級や1級に合格していますが、かといって小学生が政治経済や社会問題の英文に出てくる単熟語を網羅しているかと言えばそうではなく(なかには網羅しているお子さんもいるかもしれませんが)、彼らはリスニングとライティングでほぼ満点解答をするので、リーディングで4割も取れれば合格するのですが、一般の生徒さんはそうはいかず、1次試験で確実に合格するには各級で必要とされる「読む、聞く、書く」の技能がバランスよく習得されていることが必要だと思います。
自己努力で何とか!
私の指導法がもっと単熟語に力を入れたものであればよいのでしょうが、限られた時間で
教えていく中でそんなにボキャブラリーに時間もさけません。
だからと言って、毎週100語ずつ暗記させるという昔ながらの方法も、クラブ活動や他の塾にも通いながら毎週私の所に来てくれる生徒さんにこれ以上の無理強いもできません。
何とか例文や派生語の説明を工夫し何とかレッスンの中で出てきた単熟語を覚えてもらおうともしていますが、それだけで十分だとはとても思えません。
やはり最低限の暗記はmustです。
それでもやっぱりボキャブラリー
私が中学生の頃は、英語=単語力の感が強く今みたいな「読む、書く、聞く、話す」のバランスが取れるようなレッスンではなかったと記憶しています。
確か各学期に全生徒対象の「英単語コンテスト」が開かれ、とにかく必死に単語の暗記に努めたことを覚えています。
単語さえかければOKみたいな世界でした。
今では、学校の試験や英検でも実際に単語を書くパートは少なくなり、それにつれて生徒さんたちのボキャブラリーへの意欲も減退しつつあるように思えたりします。
そんな中で「でもやっぱりボキャブラリーなんだよな」と考えつつ、生徒さんたちへの教え方を模索する毎日です。
