直訳と意訳
直訳の効用
私の英語教室では、なるべく英語を英語のままインプットして、英語のままアウトプットできるようになることを最大の目的として、レッスンを行ってきています。
そのための方法として、品詞分解と基礎文法の理解を徹底的に行い、なるべく日本語を介さないで理解できるようなトレーニングを行っています。
とは言っても、やはり最低限の日本語での理解は必要になるため、
ルールとして、
①英語の順番通りに訳していく
②文法通りに訳す、
③きれいなわかりやすい日本語に訳さないルールを徹底させようとしています。
例えば、
This picture reminds me of our honey moon in Hawaii ten years ago.
だと、
「この写真思い出させる私に、(何を)私たちのハネムーンを、(どこでの)ハワイでの、(いつの)10年前の」
というふうに訳してもらうように指導しています。

昔の英語の先生ですと、
「この写真を見ると10年前のハワイでの新婚旅行を思い出す」
と訳さないと満点はもらえなかったと思います。
要するに、私的には意訳よりかは直訳を重視してきました。
うまく訳すね!
ところがです、最近生徒さんの中で直訳よりは意訳、というよりかは英文の意図することの雰囲気を重視して、あまりにも情緒的に訳す生徒さんが出てきました。
例えばこうです。
The conversation with him encouraged me to go further toward my goal.
を「彼と話すともっと頑張らなければならないと思った」
とプロの翻訳家さながらの訳を披露してくれました。
ただこれはその生徒さんがしっかりと文法や語彙を理解しているわけではなく感覚だけで訳したものです。
やはり私としては、
「彼との会話は私を励ました、(どのように)もっと努力することを、(何に向かって)自分の目標に向かって」
というふうに、文法通り、語彙通りに訳してもらいたいところです。
本当に必要?
にせ意訳もありかなと随分と考えました。
実際、私も昔(というよりはつい最近まで)大方感覚と勘で文章を理解しようとしていました。
難解な文ですと細かく理解することが出来ず、ついつい大雑把な意訳のダイジェスト版でごまかしつつ、大意がわかればOKみたいなところがありました。
少し文法や語彙の使い方が分かってきたから、偉そうに最近は基本通りの訳し方を推奨していますが、これがかえって生徒さんの英語に対する興味をそぐことになり、もしかしたらもっと自由にやってもらった方がよいのかもなどと考えたりもしました。
初志貫徹
でもやっぱり直訳でいこうと思います。
この教室の特徴の一つは私が英語学習で犯してきた数多くの失敗を生徒さんにさせないように指導し、最短で英語をアウトプットできることです。
それには最初はしっかり直訳しながら、品詞分解・基礎文法・語彙の使い方をしっかりと身につけてもらうことが大事だと思います。
それがアウトプット型英語習得の近道だと思います。
ここは心を鬼にして、細かすぎると生徒さんから罵声をあびながらも、
「文法通りに、前から直訳、直訳!」
を覚悟して言い続けるしかないかな?です。