英単語
都市伝説?
最近の生徒さんの最大の共通点は単語をなかなか覚えてくれないということです。
以前に比べアウトプット型の学習も多くなったことにより、ライティングとスピーキングは皆さん力を付けつつありますし、教材や機器などの学習環境の向上も手伝いリーディングやリスニングも、私たちが中高生だったころよりもはるかにそのレベルは高くなっていると思います。
が、どうも単語を覚えることにはあまり興味を示してくれません。
準1級以上を目指す生徒さんですと、さすがに試験前には目の色をかえて英検用の単語集の暗記に必死ですが、それ以下のレベルでは
「単語がわからなくても受かる!」
みたいな一種の都市伝説的な思い込みがあるみたいで、昔の中高生みたいに必死に単語を暗記することはなくなったみたいです。
今は昔
そもそも私たちが英語を学び始めたころの学校の試験と言ったらほぼ半分くらいがで、文とは離れて単語の意味を問われたり、正しいスペルで問題の日本語に相当する英単語を書くといったものでした。
中学校では半年に一回くらいのペースで「全校単語コンテスト」みたいなものが開催され、常に単語の暗記を強いられているような雰囲気があり、まさに英語=単語の暗記のような時代だったと記憶しています。

そのおかげで英語が嫌いになった生徒さんも多数いたと思います。
実際、私が大学生のころ教えていた塾に帰国子女の子が入ってきましたが、会話はペラペラなのですが単語の試験はからっきし駄目で、随分とその子のやる気のなさを責めていた記憶があります。(すみませんでした)
暗記しなくても
生徒さんにお願いして中学校の定期試験問題を見せてもらったりしていますが、数問はあるものの昔のように単語だけの問題がセクションで出ていることはなく、「これだったら、単語の暗記をあまりやらなくても大丈夫か?」みたいな感じです。
実際、英検の問題も最初の20~25問は単語だけの問題ですがあまり比重は高くないように思え、生徒さんたちもその後のセクションのリーディングは単語を理解していないにも関わらず設問の多くに難なく正解しています。
さて、どうしよう?
そもそも昔の単語暗記偏重主義の英語学習に少し問題があったのでしょうが、文脈で英文は理解していくことの重要性は認めるものの、レベルごとに理解と記憶が必要な英単語はあると思います。
実際、単語力があれば読解は楽ですし、それはリスニングやライティングにも言えると思います。
どうにかして、リーディングのレッスンの中で、文中にある英単語の解説を、「同じ意味をもつ同義語は何、反対語は、それではその動詞の形容詞と名詞は何ですか?」などのような聞き方をしながら、何とか生徒さんたちの単語の引き出しを開けて、関連付けをしてもらい単語の理解に興味を持ってもらおうと思い奮闘中ですが、その思いは道未だ半ばです。
今の中高校生は学校の勉強だけでなく、やれ塾やらスポーツやらで、1週間のうち夕方以降フリーな日はほとんどないみたいです。そのような中で「来月は単語コンテストだ、さあ頑張ろう!」と笛を吹いても踊らず、でしょうか?