目線を変えて
当然わかっているでしょう?
先日、英検準2級を受験した中学生が一次試験で失敗したという知らせを聞き、少しショックを感じました。
と言うのは、このお子さんは普段のレッスンでは文法をしっかりと理解していて、リーディングやライティングなどの過去問も普通にできるレベルでした。
何故、この子が落ちたのか腑に落ちないところがありましたが、よく考えてみると私の教え方に問題があったみたいです。
その生徒さんは自分が理解できないことをはっきりと口にだすことは苦手で、私の出す質問や問題などに最初は戸惑いながらも、少し手助けしてあげるといつもわかっていたようなので、わたしの方も理解力のある良い生徒さんと勝手に思い込み、年上の他の生徒さん達とのレッスンを一方的に進めていたのでした。

驕り
私のレッスンは分かりやすいとの評判を鵜呑みにして、この程度のことは全員が理解しているという思い込みでレッスンを進める傾向があるみたいです。
その生徒さんの場合、とても分かりませんとは言えずに、わかったふりをせざるを得なかったのでしょう。
昔、大学生の時に私が通っていた塾で英語の講師をしていたことがありました。
私の先輩のWさんがBクラスを、私が同じ学年のできる子どもたちからなるAクラスを担当していました。
毎月テストがあり、クラス平均の点数が発表されるのでしたが、何故か格下のBクラスに点数で負けることが多かったことを記憶しています。
よくよく考えた結果、先輩のWさんは英語の実力的には私よりかなり下だったのですが、ご自分の経験からできない生徒の気持ちやどこを理解できないかを把握していました。
一方、わたしの方はこんなのはできて当たり前みたいな感じで、ほとんどの生徒さんがわかっていることを前提にレッスンを進めていました。
その時の反省が全く今でも生かされていなかったようです。
生徒さんのペースで
其の後少し教え方を変えてみました。
それまでは知っているものと思い込んでいた内容を砕いて、なぜそうなるかを徹底的に教えるようにしました。
また、急ぐことはやめて一つのことを生徒さんが本当に理解できているかを確認できるまで、同じことをいろいろな角度から説明するようにしました。
少しは良くなったと思いつつも結果がでるのは先のことで、目線を生徒一人一人に合わせて教えていくことの大切さを今更ながら感じ入っています