新たなリスニング
帯に短し襷に長し
いつも生の英語の聞き取りは難しくて、その練習のために映画のセリフを聞いたりしているが、なかなかうまくいかないことは何度かこのブログでご紹介したことがあったと思います。
DVDは英語の字幕があるものが多く教材としては良いのですが、持ち歩いたり、見たい字幕へのプレイバックなどの操作がなかなかむずかしく、「帯に短し襷に長し」といったところです。
アクション映画が好きなのに
そんな中Amazon Prime Videoでいろいろな映画を見るようなったのですが、こちらは私の見たい映画の多くが日本語字幕で、英語学習には少し難があるように思います。
また、一般的に英語学習で勧められている映画の多くがラブコメディーや筋のはっきりとしたフィクション物が多いようですが、これは会話の内容が日常的で普通の会話でよく使われるフレーズが多いからだと思います。
私はどちらかと言うと、アクション物やサスペンス物がお気に入りなのですが、これらはあまりお勧めではないようです。
拳銃の打ち合いや殴り合いなどの擬音が多いこと、ラブコメディーや日常生活のシーンが多い作品に比べて会話の数が極端に少なく、どちらかと言うと「バキューン、バキューン」と銃撃が続いたあとに、カーチェイスが始まり、最後は刑事と犯人がスラングたっぷりの英語で殴り合いのシーン。
これじゃ健全な英会話学習には不適なのはもっともだとは思います。
あったんです
ところがあったんです。
私のお気に入りのアクション映画やサスペンス映画で英語学習に最適なものが(私向けと言った方がいいとは思いますが・・・)。
先日、私の大好きな「Equalizer」という映画の3作目がAmazon Primeで配信が始まったので早速見てみました。
この映画はデンゼルワシントンというトップクラスの俳優さんが、日本でいう「必殺仕置き人」みたいに悪人に死の制裁を次々に与えていく、いわば勧善懲悪の映画です。

昔から「水戸黄門」や「桃太郎侍」を見て育った私にとって、見逃すことのできないシリーズなのです(2作目は駄作でしたが)。
背景や心の内面まで
ところがこの作品は、デンゼルワシントン演じる元CIAの工作員(というより殺し屋)が巨悪に対峙して、その根絶のために悪人を殺していくのですが、彼の内面的な葛藤や意思が描写されるような寡黙な場面が多くて、あまり会話が多くはないのです。
しかもそのうえ、殴り合い、銃撃、破壊工作などのシーンが多く、ほとんどが、擬音が飛び交う場面で、とても英会話学習に向いているとは思えません。
でも好きなものはどう仕様もなく、字幕と音声を英語であることを確認していると、音声の中にEnglish [Audio Description]というのがあって、何かしらと思いながらセットして視聴してみました。
なんと視覚障害のある方用の音声ガイドで、映画の風景や出演者の思いや葛藤など声にならないものが英語の別音声で説明されているのでした。
使わせてもらってすみません
視覚に障害のある方たちのために設定されたものを使わせてもらって大変心苦しい気持ちは強いのですが、これが大変良いのです。
というのは、音声による状況説明には勿論字幕はないのですが、中級以上の英語学習者であればほとんど聞き取れるくらいの内容で、しかもわかりやすい発音です。
読む英語を聞いても意味がないなどとほざいていましたが、このわかりやすい英語を聞きながら映画本体を見ると、なんと英語の字幕だけを追いかけながら画面を追いかけていた時と違って、映画自体の内容を英語で理解できるのです。
これからが楽しみです
恐らく英語学習者の間ではすでに当たり前のリスニング強化策として知れ渡っているのかもしれませんが、初めての私には「こんなやり方があったんだ!」とまさしく目からうろこです。
この設定がついている作品は少ないかもしれませんが、それを探し当てながら好きな映画で学習できる喜び、何ものにも代えられません。