帰国子女今昔
「平均点取れました!」
先週、帰国子女の生徒さんについて触れましたので、今週も一題。
私の生徒さんのお母様から、
「子供が学校の定期試験で平均点を取れました!ありがとうございました」
というお礼のメールをいただいたことがありました。
「平均点取れたのが何故そんなにうれしいの?」
と疑問に思い、生徒さんに聞いてみたところ事情が分かりました。
その生徒さんは中高大一貫の超有名私立中学に通っていましたが、普通の生徒さんより少し英語の成績が良かったので、帰国子女の生徒さんが大半のクラスに編入されたそうです。
以来、定期試験では毎回底辺当たりをうろつき、本人のやる気も低下気味だったみたいです。
あまり帰国子女の生徒さん指導が少ない私にとっては画竜点睛の感がありました。
まさに「おそるべし、帰国子女」です。
「帰国子女昔」
今から40年以上も前の大学生の時、私は自宅の近くにある補習専門の学習塾で中学生に英語を教えていました。
そんな中、私のクラスにアメリカ駐在のお父さんの帰国で、地元の中学校に転入してきた生徒さんがいましたが、学校でも塾でも英語は全くふるわなく、普通の子たちよりも成績は低かったことを覚えています。
発音は素晴らしいのですがあとは苦労していました。
「アメリカにいたのだから英語ができて当然」という思いでしたが、今考えてみれば納得がいきます。
当時の学校英語には彼が得意とするスピーキングやリスニングなどは全くなく、ただひたすら正しいスペルで数多くの英単語を書けることを強いるというとんでもない英語学習でした。
そんな中、私も単語スペルミスに厳格な最低の英語講師で、その生徒さんからすれば英語に対する興味も意欲もなくなるようなレッスンだったに違いないと思います。
また、海外で生活した経験のある転入生に対し、先生もクラスメートも寛容性がなく、エイリアン扱いだったと思います。
「帰国子女今」
それに比べ、今では帰国子女の数も格段に増え、地域は限られますが帰国子女を積極的に受け入れる公立私立の学校も多く、細かな苦労はあるとはいえ今では帰国子女=ステータスの感もあることは事実です。
英語学習法もより実生活に結びつくものに大幅に変わってきていますし、教材やアプリなども充実している今日この頃、帰国子女の生徒さんもそうでない生徒さんも、お互いに楽しく効率的に英語を学べることができたらと思います。
