申し訳ない勘違い
できるじゃない!
最近、生徒さんを指導していてショックを感じたことがありました。
というか考えてみればごくごく当たり前のことで、こんなことに今更驚いている自分自身にショックを感じたといった方が正解かもしれません。
中学2年生の生徒さんが数カ月前に入塾してきましたが、お父さんによると英語の成績は惨憺たるもので、何とかしてほしいという強い希望をお持ちでした。
その生徒さんは、とある偏差値が非常に高い超有名中高一貫校に通われています。
とても聡明でかなりお勉強はできそうなお子さんで、学校の進度に合わせて比較級から指導を始めました。
するとどうでしょう、私のレッスンにもちゃんとついてきていて、他の生徒さんよりもむしろ理解が速いように思いました。
比較級を最上級で表す書き換え問題もしっかりできていました。
嘘でしょう?
なんでこんなにできる子が惨憺たる英語の成績なのかと疑問に思っていましたが、ある日その理由がはっきりとしました。
新しい生徒さんが入塾されたので、歓迎の意味をこめ1年生の復習問題をクラス全員で解いてみました。
するとどうでしょう、比較級の難しい問題を簡単にこなしていたその生徒さんが、1年生の初めにならうBe動詞と一般動詞の区別や、疑問文や否定文への書きかえ問題など、ごくごく基本的な内容を全く理解していなかったのでした。
彼は理解力に優れているので、パーツとしての比較級最上級の書き換えは見様見まねでこなせるのですが、最初のBe動詞と一般動詞の区別を理解しないまま1年半近く学校で英語の授業を受けてきたのでした。
本人は相当つらかったのでないかと思います。
思い込みへの戒め
その後、個人的に1年生の基礎を教えるようになり、2カ月程度で彼は今まで学習してきたこともしっかりと理解できるようになりました。
新しい単元である関係代名詞や現在完了形もなんなくこなしています。
比較級というパーツを理解しているという私の見間違いで、彼は基礎もできているという思い込みは許されるべきことではありません。
生徒さん一人一人をしっかり見極めていかないと、その生徒さんの英語学習の芽を摘んでしまうことになるとしみじみと反省しました。恐ろしいことです。
