ボタンの掛け違え①
なぜ英語だけが?
最近入塾希望の生徒さんで、数学や他の科目は自分から勉強しているし成績も良いのだが、英語だけは拒否反応がひどく、成績も学年で最低ラインにいてこのままだと進級できないので何とかならないか?というお問い合わせがいくつかありました。
聞いてみるとどの生徒さんも人がうらやむような有名な中高一貫校なのです。英語が平均であれば東大も夢ではないとご両親は憂慮されているのですが、何を言っても、いろいろと塾をかえてみてもお子さんの英語嫌いは治らないそうです。
復元不可能?
数学や理科は単元ごとに内容が違っていて、Aという単元がだめでもBという単元は理解することが可能な要素が多いと思います。
例えば、代数は全くダメでも図形のこの部分はわかるとか。
全くの数学音痴の私が言うのもおこがましいことは十分理解していますが、今週は理解できなかったけど来週になって内容が変われば何とかわかる的な所はあるのではないでしょうか?
ところがこの英語という教科は、初めて習うThis is a pen. I have a book.(ちょっと古いですが)から始まり、3人称単数だ、それ過去形だとどんどんと新しい内容に変わっていくのですが、最初の基礎で躓いて中学1年生で学習すべき内容の理解があやふやですと、最初から、または、ごくごく初期の段階から英語のレッスンについていけなくなり、何を聞いても珍ぷんかんぷんの状態が続くのです。

とにかく平均点を!
少し考えてみれば解決方法は簡単です。
もう一度中学1年生の基礎に戻ってボタンの掛け違いを解消すればよいのです。
ところがなかなかこれが難しいのです。
高校2年生くらいのお子さんは、どんなに自分ができなくても中学生の内容くらいわかっているという根拠のない自負がありますし、ご父兄も基礎をしっかり教えてあげてくださいと言っている割には、今度の期末試験で平均点に近づけられないかというような無理難題を押し付けてくるのです。
頭が痛い限りですが、次回からは私の数少ない事例の中から、どのようにしてお問い合わせのあったご父兄の方からの難題に対応していくかをご案内したいと思います。