分かりやすく!①
どうすれば?
生徒さん達に英語を指導する際に一番気を付けていることは、なるべくわかりやすく説明することです。
英文法でも長文読解でも、とにかくどんな子にも理解できるような教え方を心掛けています。
自分の性格からして「こんなことくらいわかるだろう」と、とかく上から目線の教え方を戒め、もっと簡単な教え方がないかと常日頃思案しています。
きれいな日本語訳はいらない!
新しい生徒さんが入ってきた時に、まず、教えることは
「この教室では、英文を日本語に訳すときは初めからどんどん訳してください。後ろから訳したり、きれいな日本語にしようとして意訳する必要はまったくありません。文法通りの直訳で結構です!」
どういうことかと言いますと、例えば
「I found that the man coming to us was Mr. Brown who we met in the party last week.」
という文章があり、これをきれいな日本語の文章に訳そうとすると
「私は、私たちの方にやってくる人は、先週パーティーであったブラウンさんだと分った」
となるのですが、このような訳は私の教室ではNGとなります。
正解は
「私は分かったthat 以下を、その人、私たちの方にやってくる、のはブラウンさんです、先週パーティーで会いました」
となります。

無駄だった!
このような指導は他の先生も取られていて、昔のようなきれいな日本語に直すような訳し方を指導されている先生方も少ないとは思いますが、私がこのことに一番こだわるには理由があるのです。
私は英語を習い始めた中学1年生の時から、おそらく数十年は英文の並びを無視したきれいな意訳をしてきました。
しかしながら、このやり方が私の英語の上達をかなり遅らせてきたことに気づいたのでした。
考えてみればすぐわかることで、英語は英語のままインプットして、英語のままアウトプットすればよいので、それができないから最低限の日本語訳を挟んで理解の助けとします。
それを、
英語➡日本語➡英語のパターン
のおかげで、真ん中にある日本語があたかも大切なような英語学習となってしまいました。
頭の中は翻訳機?
その結果、会話をする時もいつも頭の中で
「聞いた英語を日本語に直す➡言いたいことを日本語で考え➡英作文をしてから相手に伝える」
という、なんとも無駄で摩訶不思議なコミュニケーション方法が身につき、このスパイラルから脱出するのにかなりの時間を要しました。
最低限の日本語や文法通りの直訳が完全だとは思いません。
が、私の教室に入ってきた生徒さんの多くが、きれいな日本語訳への呪縛から解き放されたのか、英文の並び通りの変な訳し方で、徐々に成績が上がってきているのをみると、満更悪い方法ではないなと思ったりもします。