カタカナ英語
単語が読めない
英単語の発音を苦手としている生徒さんが何人かいます。
全員男の子なので彼らとさせてもらいますが、とにかく発音の仕方がわからないのです。
先週など、英文のなかにいくつかの読みにくい単語があったのですが、その中でも特にexecutiveには苦労していました。
何回も聞かせてみて同じような発音ができるよう努力しましたができません。
そのような時は、「エグゼクティブ」とカタカナで書かせて、そのまま覚えるように指導しています。

カタカナ英語の呪縛
昔はカタカナ英語に対して抵抗がありました。
中学校の英語の先生がカタカナ英語が大嫌いで、
「英語を勉強するうえで邪道だ!」
みたいなことをおっしゃられていたことをよく覚えています。
その影響のせいか、なるべく発音記号で覚えようとしましたが、それも面倒くさくなり、聞いた通りの発音をひたすらまねをして、何とかみっともない発音をすることは避けることができています。
恐らく、その先生は安易にカタカナで発音を覚えるのではなく、ネイティブスピーカーの発音を何度も繰り返して聞くとか、発音記号に取り組んで七転八倒しながら自分のものにしていくことを伝えたかったのでしょう。
Hくんの奇跡
とは言っても、私の場合は何とかうまくいって、それなりの発音ができるようになりましたが(実際は自分の発音はほぼnative レベルとうぬぼれていますが)、面倒くささに嫌気がさして、英語を嫌いになる生徒さんが増えることは是が非でも避けたいと思います。
そんな時は迷わずカタカナ英語です。思い出すのは以前勤務していた化粧品会社での国際会議でのことです。
発表や議論は原則英語で、私の後輩のH君が20分くらいのプレゼンテーションを仰せつかったのですが、彼はからきし英語がだめでした。
原稿は英訳されていて、それを読むだけでよかったのですが、H君にはそれすらもできなくて、私に泣きついてきました。
何回も読んで聞かせて発音ができるようにしましたがダメでした。
そこで全文をすべてカタカナに書き直し、それで練習して本番に臨みましたが、
「Hはどこで英語を勉強したんだ?」
という絶賛が参加者から漏れ聞こえました。
これに味をしめたHくんは、もともとコミュニケーション能力は高いこともあり、今ではいっぱしのnative speaker気取りです。
なにがどう転ぶか本当に分かりません。